【ラブコメ編】小説投稿サイトで小説が伸びると言われているテクニックを実際に確かめてみた。日間ランキング掲載から物語のクライマックス設置まで

皆様、どうも戸津坂京介です。このページは

・今まで執筆に注視して小説を投稿してきたけどテクニックにも興味が湧いたという方
・初の小説投稿をした人にはどのような心の変化があるのかモデルケースを知りたいという方

に特にオススメのページです!

私はこうして小説を紹介するサイトを運用しているのですが、その際Twitterで情報を集めていると、「こうすれば小説は伸びる」だとか、「この要素を含めた小説は読まれやすい」など、投稿サイトに関する技法が様々流布しています。

もちろん「小手先の技を使いおって…」とお考えになられる根っからの芸術家肌の方もいらっしゃるでしょうが、小説を読ませるという技術に命を掛けた編集者の方も沢山いらっしゃいますからね。

WEB小説を本気で読んでもらいたいなら、「作家でありながら編集者」という存在が一番有利であることには間違いないです。

というわけで本企画は、「小説を伸ばす工夫を試しまくり、その効果を皆様に発信すること」を目的としています。

それでは早速、簡単に本企画の趣旨を説明致しましょう。

  1. 毎日何らかの施策をして、PV数の増減を測る
  2. 効果の検証は数字と感覚、必ず両者の視点から行う
  3. 不確定要素が突然入ってきてもそれを含めて施策の一環とする
  4. 今回使用する作品は現実恋愛もので内容にテクニックはなし

①毎日何らかの施策をして、PV数の増減を測る

これは本企画の土台にある要素ですね。本来であれば作品毎に最初に設定すべき要素すらも本作では設定しておらず、そういった基礎的なことも含め効果を調べています。

PVの他にもブックマーク数やコメント数などもまとめていますが、複数サイトを使用しているためブックマーク制度などがないサイトなどもありました。その場合は臨機応変にそれっぽい機能を反映させています。

また、この記事を出すペースは週に一回です。それぞれ一週間分のPV数の増減をグラフとして提出致します。

②数字と感覚、必ず両者の視点から記す。

これに関しては、執筆に当たってメンタル面も重要視しているということですね。

それっぽく数字を並べ続けてもよいのですが、やはり文芸は人の心に深く関連する事柄ですので、検証記事といいつつも日記帳のように日々の気分の浮き沈みに言及していきたいと思います。

また、企画を実際に始めてみてから、全く考慮していなかった問題点がいくつも見えてきており、検証結果以外にも私の心に生じた変化も出来る限り述べております。

③不確定要素が突然入ってきてもそれを含めて施策の一環とする

これに関してはルールに含めるしかない、というのが正しいですね。ランキングなどは操作できる要素ではないので、過去の施策の結果から比較して、どの要素が機能してPVに結果を齎したのかを、主観的に判断します。

全てのランダム要素を排除することは不可能である以上私の主観で判断する要素がかなり多いことをあらかじめ宣言しておきます。

本当に参考程度に留めておいてください!

例えば、本ページにおいても「盛り上がったシーンって評価入りやすいの?」ということを検証していますが、言うまでもなくシーン的に盛り上がったかどうかは主観的な要素です。

④今回使用する作品は好き勝手書いた現実恋愛もの

さて、実際に確かめてみるために使用した作品は、『女子校で百合百合してた好き好き言ってくる親友を先輩に何故か突然NTRたけど、過去に戻れたからVtuberになって取り返す~ヤンデレの元カノに身バレしないかヒヤヒヤです~』という作品になります。

この作品自体、過去に私が書いた記事において原案が登場した人気タグを詰め込んだ作品なのですが、企画設定の段階から既に実験は始まっており、タグ検索からの流入はどの程度望めるのか、という点を調べるためにカクヨム様から公表された人気タグを詰め込んだ作品となっています。

特に明記していない場面での通常投稿は毎日1話ずつ12時に行うものとし、文字数は一話5000字が基準ですが厳守はしていません。

そして重要なストーリーの内容についてなのですが、テクニックを一切使用していません。少し読んで頂くと分かるのですが、地の文多めのラノベ調文体のがっつり小説です。

例えば、人助けシーンを入れたほうがいいとか、一話からヒロインが登場したほうがいいとか、そういった小説が伸びやすいテクニックは色々あると思いますが、これを追求すると、「読者の方に広く楽しんで頂ける小説を書きましょう」という究極の正解に辿り着いてしまいますので、まずは遠回りをすべく、小手先だけに頼っております。

これは別に私がこだわり強めで「小説の中は自分の思い通りにしたい」とか思っているというわけではなく、「テンプレを書いたらPV伸びるのは当たり前じゃん」という意見を避けるためです。小手先のテクニックの効果が実証できれば書ける小説の幅、読者の方に届けられる小説のバリエーションが広がりますからね。

「俺は皮部分だけで勝負する!!!」

今週のグラフ

私が本企画において小説を投稿したサイトは「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルアップ+」「アルファポリス」「魔法のiランド」「ラノベストリート」「NOVEL DAYS」「エブリスタ」「ノベマ」「Novelism」「Nolaノベル」「ノベルマ」「ツギクル」「pixiv」「note」(敬称略)の計15サイトに投稿致しました。

実は企画段階ではそれぞれのサイトの人口比較を多くのグラフを利用して行おうと思っていたのですが、グラフ映えするような数字が叩き出されたのは「小説家になろう」「カクヨム」「pixiv」のみで、それ以外は0~50PVに分布し、見応えのないグラフになったため、グラフはそれら3サイトの結果に加え、注目を集めている「ノベルアップ+」を加えたグラフを掲載させていただくこととなりました。

正直なところ、カクヨムの人気ジャンルを集めた作品なので「小説家になろう」ではそれほど読まれるとは思っていなかったのですが、結果として二倍以上の差をつけて「小説家になろう」様の方が読まれるということになり貫禄を見せつけられる事になりましたね。

ちょっと日間PVの推移を見てみましょうか。

カクヨムの方は安定して毎日読んでくださる方が伸びている傾向があります。詳しい状況や施策については下に記していますが、なろうが一度伸びている日には日間恋愛ランキングで100位以内に入ったことが原因です。

でも今の調子で続けていれば日間PVも右肩上がりの状態に突入できるのではないかという雰囲気がありますね。ただ正直、時期的にはクリスマスと正月だったので、再現性の高いデータを取る時期としては最悪なのではないかという感じがしています。

一応この記事は正月に書いているのですが(何やってんだ)、普通に伸びてますので、行事ごとはあまり関係ないのではないかとは思いますがね。

この日間PVを見ているとノベルアップ+が相当苦戦していますが、他のサイトはもっと苦戦しています。具体的にいうとどの形式でグラフを作っても下部がごちゃごちゃするくらいです。

もちろんこのデータのみで各サイトの人口が測れるものではありません。サイト毎の人気ジャンルや、必要な対策があるでしょうし、サイトの人口でいうなら「アルファポリス」が全然読まれていないのはおかしいので、私の対策が絶対的に足りていないのだと思われます。

物語の概要

簡単に 『女子校で百合百合してた好き好き言ってくる親友を先輩に何故か突然NTRたけど、過去に戻れたからVtuberになって取り返す~ヤンデレの元カノに身バレしないかヒヤヒヤです~』 について説明をしますと、4章立ての物語で、一章ごとに5000文字の本文5話、2500文字の閑話2話の12万文字計28話の物語になる予定です。

しかし、トラブル、というか見通しの甘さがあり、この計画は大幅に見直されることになりました。

この物語は人気タグを詰め込んだごちゃごちゃの作品なので、分かりやすく章ごとに専門分野分けて設定しております。

・1章、NTR部分
・2章、Vtuber無双部分
・3章、ヤンデレストーカー部分
・4章、ラブコメ部分

となっています。百合要素は作品の底流に常にある感じですね。本ページでは一章のNTR部分を取り扱った際の記録を示しています。

それでは一日目から、私の執筆人生を振り返ってみましょう。

1日目 初投稿と勢い余ってのTweet

予想の数倍掛かった時間

まず投稿までの間に心身にもたらされた変化について解説していきます。一番びっくりしたのは、予想以上に執筆に時間がかかったことです。

詳しい事はこの記事に書いていますが、要約すると一日数話書くつもりが数日で一話しか書けなかったというお話です。

現在の私は一週間分の投稿を終えた私なのである程度原因が把握出来ているのですが、投稿一日目の私は自分の執筆ペースが遅い理由も全く分かっていませんでした。

今ならはっきり分かります。私が遅筆だった理由は「プロットをガチガチにしすぎたこと」でした。私はこういった趣旨の企画だということもあり、プロット段階で「1話:文字数5000 展開:〇〇と〇〇が出会う、それから~~する」といったように全てを決めていました。

その文字数通りに展開を進めるために、私は

「あ、ここは削れるな」「この会話は重複してるから統合しちゃおう」

といった感じで、折角書いた小説を削っていました。もちろん、それが心の底からいらないと思ったのであれば作家として削るべきでしょうが、プロットだったりのバランスの都合で削るのは止めておくべきでしょうね。単純に文字数を増やすより圧倒的に時間がかかります。

正月を迎えるにあたって、正月特番と称して会話文のみのエピソードを書いたのですが、2500字を一時間くらいで書けましたからね。どれだけ練磨に時間がかかるのかが伺えます。

何故そんな文字数制限を自分に課していたのかと申しますと、たまにコンテストには「15万字以下」の条件が定められていることがあるからです。

本サイトにはコンテストをまとめたページもあるので、そこで確認していただければ分かるのですが、書籍化前提のコンテストの場合、大賞作品を「一冊の完成された本」として出版したいため、ちょうどライトノベル一冊分である10万から15万文字以内の範囲の作品が求められているんですよね。

ですが、ぶっちゃけ毎月30以上WEB小説のコンテストがあるなかで、10万字~15万字という文字数を厳密に定めているコンテストには「併願不可のコンテスト」が多く、そういったコンテストに出す予定もないので、文字数に下限は設けたとしても、上限を設ける必要はあまりないのではないかと思ったのも今回の学びです。

もちろんある程度15万字以内にストーリーの区切りがある作品の方が好まれはするでしょうし、無駄に冗長で読者様を退屈させてしまっては駄目ですが。ああ、何故あの時私はあの5000字近くの会話文を消してしまったのか…。

焦りと、ツイート

実は私生活もまあまあ忙しく、本サイトも毎日投稿を目的にしていたにも関わらず小説を書いてばかりで更新が出来ていないという状況が続き、自分の中でいつ執筆を切り上げるのかという悩みが常にありました。

ですがそんな中、ある日突然クリスマスがやってきました。折角ラブコメを書いているのだからとこれ幸いにと勢いでTweetと初投稿を済ませました。

Tweetをしてしまった時点で、フォロワー数などの差異からデータとしては不十分と思われるかもしれませんが、

リンクのクリック数はたったの3回なので、誤差ということで。RTは11回されているのに、リンククリック回数は三回のみでした。

ですが、RTをして頂けたおかげで、多くの方の目に触れる機会を頂いたということで、インプレッション(私のTweetに反応してくださった回数)は348回もあります。つまり、私のTweetにはリンクをクリックさせる力はなかったという事になります。

これは、「何も考えずに投下した宣伝ツイートが以下に無意味か」という事を示してくれた例だと思います。まず、私のアカウントが小説に関する情報を発信するアカウントで、私の執筆自体に興味をお持ちでいらっしゃる方が少なかったという点。加えて、カクヨム様のご用意されている「キャッチコピー」に『2021年のカクヨム人気ジャンルを高次元で融合したラブコメ』という、意味分からない文章を打っていることが問題だと思います。

なので、私はTweetでの宣伝が意味がないという結論はまだ下していません。ですが同時に、まだ小説に関する工夫の整備が終わっていない段階でTwitterの宣伝に注視をするのは費用対効果が悪いな、というように思いました。

なので、一端保留とし明日以降は別の箇所をいじっていこうという風な結論を下しました。

PV数

日間PV累計pv評価ブクマ
なろう144144121
カクヨム414105
ノベプラ0000

勢いで投稿してしまったため、投稿時間も夜19時頃で、あらすじも適当で、割と後悔しています。しかしそれらの要素は後からでも改善できるのですが、カクヨム様の新着連載欄に乗っているときに『2021年のカクヨム人気ジャンルを高次元で融合したラブコメ』とかいう意味わからない文言を載せてしまったのは取り返しがつかないことですので後悔しています。

次からの連載ではコピーライトを勉強してから連載を始めたいですね。

エピソードの内容

エピソードの内容が評価に与える影響を考慮し、こうして各日のストーリーのあらすじを簡単に書いていきます。

>一話 女子高生の然るべき掉尾の飾り方

主人公である小園井とヒロインである播川が会話するシーンから始まり、実は主人公が心臓病を患っており、余命が短い事、それを播川に打ち明けようとしているとしていることといった物語の最初の問題が明かされます。

しかし打ち明けようと待ち合わせした場所で知らない女と播川がキスしてるシーンを主人公が目撃し、心臓病の打ち明けに失敗するところまでが一話の内容です。

WEB小説っぽくない入りではありますが、ラブコメ全体で見ればよくある入りといえるでしょう。

二日目 タイトルの変更

なろうrawi様の方で診断を行い、タイトルを

女子高で彼女を先輩にNTRたけど、過去に戻れたからVtuberになって取り返す~ヤンデレの元カノに身バレしないかヒヤヒヤです~

から

女子校で百合百合していた好き好き言ってくる親友が先輩に何故か突然NTRたけど、過去に戻れたからVtuberになって取り返す~ヤンデレの元カノに身バレしないかヒヤヒヤです~

に変更しました。

なろうrawi様ではこのようにAIを用いて作品タイトルの評価をつけてくれます。

正直なろうrawi様の評判は各所で話題になっており、こういった企画をするにあたってもっと溜めてから変更した方がよいかもしれません。ですが、タイトルとあらすじは小説を伸ばすうえで最も重要な要素だと思いますので、何度も変更する余地を残すために、二日目に検証致しました。というか正直最初からS評価で出すつもりだったのですが、クリスマスが突然来るから…。

タイトルを訂正した後は比較結果は翌日に出るということで、ドキドキしながら過ごしていました。

PV数

日間PV累計pv評価ブクマ
なろう409553347
カクヨム80121510
ノベプラ7710

二日目以降は12時投稿なので、順調にPVが伸びていますね。

この二日目時点では、カクヨムのブクマ(フォロー率)が10%に近く、このままPVが伸びたら大変な小説になるのではないかと思っていましたが、そんなことはありませんでしたね。

エピソードの内容

>第2話 沈思黙考

これはNTRを察した主人公が心臓病による家計への負担もあいまって遠回りな自殺を試みるシーンになります。また、伏線として主人公がVtuberにハマるシーンでもありますね。

サブタイトル含め暗すぎたと反省しています。

三日目 各サイトの最適化

投稿が終わったあと誤字脱字に気づいたのですが、大量のサイトに投稿したせいで、訂正一つにも一時間以上がかかることが分かりました。複数サイトに投稿する場合は何度も確認した方がいいですね~。

他にも、タグが二十個設定できるのにカクヨムと同じ八個しか登録していないサイトがあったので、幼馴染などのタグを追加していきました。あとはあらすじに書ける文字数が「小説家になろう」の千文字より少なく、200字ほどしか書けないサイトもありましたので、それらのサイト用に短いあらすじを作ったりしてました。

ランキングinとタグ検索流入の調査終了

カクヨムで393位にランクインしたとの通知が来ました。

正直393までランキングを読む方は少ないと思われますので、ここからの流入は望めませんが、やはりランクインするということ自体は嬉しいですね。

それと翌日以降小説家になろう様で日間恋愛ランキングの100位以内に入っていきますので、純粋なタグ検索流入の効果を実証するという本作の実験の一つはこの段階で終わりを迎えます。

この赤い丸が新着更新での露出なのですが、それ以外がタグ検索からの流入になります。私自身が告知等一切していないので、一分ほど表示される新着更新を除けば、サイト内検索以外には辿り着くことはできませんからね。結果として見れば、「小説のタグに対して適切なあらすじをつけられていれば、52/387ということで、大体7.5倍くらいのPVが望める」という結果になったと思います。

ここに詳しい事は書いているのですが、検索して私の小説のあらすじを開いた方にターゲットを絞り、「検索した際、私の小説が表示されるであろうキーワード全ての方のニーズを、あらすじで満たす」という試みをしていました。

私が狙いを定めたキーワードは「ざまあ」「ヤンデレ」「ハーレム」「主人公最強」「NTR」「百合」「Vtuber」などです。どのように狙ったかは先程のページを御覧くださいね。

こちらが現在のあらすじなのですが、一応WEB小説のテンプレではなく、セールスライティングっぽく書いています。ただ、無理にテンプレを使っていて、更になろうrawi様の点数を気にするあまりちょっと日本語がおかしくなっているのも気になりますね。本来セールスライティングなら最後の一文で読まなきゃ損!みたいな文言をいれなきゃいけないのに…

直すのは一瞬かもしれませんが、10個以上のサイトに投稿していると訂正も時間を要するんですよね…。複数サイトに同時投稿というのも考えものですね。

こうしてみると、この小説を書いた目的の一つは「カクヨムでは積極的に公表されている人気タグの情報を活かすため最適なあらすじの書き方を模索する」という目的を果たせないままランキングに入ってしまいましたね。これは計算外でした。

もちろんランキングに入れたのはタグ検索を狙ったおかげという側面もあるとは思います。これからはランキングに入った事による読者様の流入を含めた上で、タグ検索による流入を更に狙っていく事になると思います。

あらためて検索流入を見ると正直考えていたような効果は得られませんでした。

カクヨムもアナリティクスで確認したのですが、新着更新効果が一番大きかったです。もっと「タグ検索で訪れた方の心に刺さるあらすじ」を追求していきたいと思います。

初の応援コメント

カクヨム様で初の応援コメントを頂けた日になりました。

なんと、私は一週間の間にこの方から三件もの応援コメントを頂くことになります。嬉しいことですね。読んで頂けている実感が湧いてよかったです。

PV数

日間PV累計pv評価ブクマ
なろう3879407417
カクヨム73194812
ノベプラ61321

実は昨日試したタイトル変換の効果がなかったので悲しかったです。むしろ全てのサイトでPVが減ってますね。理由を考察してみたのですが、

女子校で百合百合していた好き好き言ってくる親友が先輩に何故か突然NTRたけど、過去に戻れたからVtuberになって取り返す~ヤンデレの元カノに身バレしないかヒヤヒヤです~

このタイトルを投稿サイトで見かけたときに、「NTR」、「ヤンデレ」、「Vtuber」といったフックのあるワードが後半にあることが原因ではないかと仮定しました。

私自身がそうなのですが、長文タイトルって最初の一行の前半だけを読んでクリックするか決める方って多いと思うんです。なので、これ以降も調子が落ちるようであればそこに焦点を絞って改善をしていこうと思いました。

こういう行動経済学の真似事って結構楽しいんですよね。『ファスト&スロー』、ベストセラーなので知ってる方も多いかもですが、本当に面白いので是非一度読んでみて下さい。

また、私は複数サイトに投稿していたので平気でしたが、多くのサイトではPVが0のままで、そういったサイトに専心したら心が折れてたかもな~と思いました。

エピソードの内容

>第3話 刎頚の交わり

このエピソードでは何故ヒロインが寝取られたのか、ヒロインの過去が明かされるシーンになります。

本エピソードはあまり評価やブクマを頂けていないのですが、ヒロインが寝取られるシーンで確かに評価は下さないよな~と思います。

そう思ったら、NTRというタグが人気にも関わらず、上位に入賞するNTR作品が「ざまぁ」を含めたものばかりの理由は、NTRというジャンル自体が書くのが難しい上に評価するタイミングが難しいといった理由があるかもしません。

四日目 プロフィールの設定

この日はそれぞれのサイトでプロフィールを設定しました。というのも少なくともどこかしらには私のTwitterに来ていただけるようなリンクを設置しなければいけないと思ったからです。

今後執筆を続ける上でTwitterのフォロワー数は重要ですからね。

ですが、私のTwitterに辿り着くまで三回以上のクリックが必要であることを考えると、PVが一万以上ないとフォロワーが増えることはなさそうです。結構大変だったのですが、まだ伸び切っていない段階ではプロフィールではなく他の場所に専心した方がよいかもしれません。

あとは、あとがきに「投稿するタイミングはTwitterで公表します」といった文言を追加するのもいいと思います。ですが、私はサイト用のツイッターでそれほど自分の小説の宣伝もできませんので、他の手段は考えていきたいと思います。

「小説家になろう」で日間恋愛ランキングにin

「小説家になろう」で79位に入りました。その結果PVが1.5倍ほどにになりました。

ただ、ここで評価を獲得しまくるコースに乗らないとランキングの常連となるのは難しいのかもしれません。私の小説が「なろう」で100位以内に入るのは4日後になります。

反面、カクヨムは毎日30位くらいずつランキング順位が上がり続けています。評価制度が違うのもあるでしょうが、「小説家になろう」はよりスリリングな感じのシステムですね。日間恋愛ランキングくらいであればたまたまその日二人が評価するだけで入れてしまいますからね。

PV数

日間PV累計pv評価ブクマ
なろう66716099431
カクヨム85279917
ノベプラ132622

他のサイトで予想より全く伸びなくて各サイトの対策を考えなければならないなと思いました。

特に「ノベマ」「ラノベストリート」は0PVなので対策をしなければどうしようもないなという気がしています。

エピソードの内容

>第4話 罪の滲出

サブタイトルが暗すぎる…。

このストーリーでは寝取ってきた秋窪紅葉という女性との共通点にヒロイン秋窪紅葉が気づいてしまい、心まで奪われつつあるシーンになります。

この秋窪紅葉は『女子校で百合百合してた好き好き言ってくる親友を先輩に何故か突然NTRたけど、過去に戻れたからVtuberになって取り返す~ヤンデレの元カノに身バレしないかヒヤヒヤです~』というタイトルでいうところの先輩に当たります。

NTRってやっぱり奪われる側のヒロインの心情が大事ですので、割とこだわりました。ですが、一日目のところに書いているように文字数を削ってまして、本来ならヒロインが秋窪紅葉に靡くまで倍の文字数を使ったのですが、これを消しちゃったのは後悔してます。

五日目 Google Analyticsチェックタイム

そろそろ正月休みに入ったかな~と思いちょっと早めに投稿してみたりもしました。すると読まれた時間が変わりはしたのですが、PV数の増減はありませんでした。

それとGoogle Analyticsで色々なデータを見てました。カクヨム様でAnalyticsをつなげられるのは有り難いのですが、見るべきところが多すぎて、時間が凄く経ってしまうのが傷ですね。

その結果分かったのは、目次の離脱率が高いことと、以外とリピート率が高いことです。

離脱率というのはそこから私の小説に飛ばずに離れた人数の割合です。ただ、もちろん最新話まで読んでくださった方は離れるしかありませんので、必然的に最新話の離脱率は高くなります。

目次も同様に、読み終わった後は一度目次に戻ってから離脱する方もいるかもしれません。ですが、どう考えても40%は高いので、「あらすじかサブタイトルが悪い」と決断せざるを得ません。

まあ、サブタイトルはどう考えても悪いので今後訂正すべきでしょうね。

それとリピート率が高いというのは、なんと5日目にして、投稿したエピソードのPV数が、1話より最新話の方が高かったのです。

つまり、私の小説を読んだ方は毎日新エピソードの投稿をお待ちくださっているということです。

これは大変励みになる一方で、新しい読者を獲得し続けなければ健全な発展とはいえませんので、指針としては「今見てくださっている方に評価、☆をつけていただける用に工夫する」、「宣伝などを頑張って見て頂く機会を増やす」の二点となります。

それを踏まえ、翌日は初めてあとがきにて「☆をつけてくださると励みになります」という文言を足すことになりました。

PV数

日間PV累計pv評価ブクマ
なろう550216710436
カクヨム104383919
ノベプラ184422

気づけば、ブクマ数や評価数でも「小説家になろう」の方が伸びやすくなりました。序盤は%でみれば評価者数やブクマ数はカクヨムの方が高かったのですが、それも、まだ「小説家になろう」には勝っているものの、あまり差がないようになりました。

「このサイトの読者は厳しい」だとか、私一人の小説のデータのみで言えるはずありません。ただ、あくまで私の小説がマッチしやすいのは意外と「小説家になろう」の読者様かもしれませんね。

エピソードの内容

>第5話 ベイツ型擬態

このシーンは一章のNTR編の小さい方のクライマックスで、寝取ってくる先輩がヒロインへの告白を成功させるシーンになります。

主人公側で見れば寝取られですが、秋窪紅葉(先輩)も色々な設定のあるキャラクターですので、彼女目線で見れば普通にラブコメなんですよね。

結構力を入れて書いたのですが、それほど評価は伸びませんでした。言うまでもなく主人公ではない秋窪紅葉が活躍したことが理由でしょうね。秋窪紅葉目線の物語を今まで書いていないので、全く感情移入出来ていないのも原因かもしれません。新しく紅葉目線の閑話を作ってこの物語の前の閑話に入れても面白いかも知れません。

六日目 ストーリーに一つの区切りがついたからあとがきで評価求めてみた&なろうについた初めてのコメントが外国の方だった。

今回の目玉ですね。私の書いたストーリーは一章ごとに問題があってそれぞれ解決していく感じですので、一個一個の盛り上がりで評価がつくのではないかと予想していました。一章のクライマックスがここですから、「小説において序盤に盛り上がりを作れば評価されやすい」というテクニックの真偽を測れると思いました。

加えて、あとがきにおいて「☆をつけてくださると励みになります!」と書きました。

正直、私は感極まった読者の方による評価が大量に入れられ一気にランキング上位に浮上すると思っていたのですが、100を超えるPVがあったにも関わらず、新たに星を入れてくださった方は一人でした。

私の内容がよくなかったのか、突然あとがきを書き出すようになったからよくなかったのか…。

とにかく、結果としては「クライマックスも、あとがきの☆乞いも私の小説では効果がなかった」という事になります。

原因として考えられるのは

  1. タイトルに含まれている要素の全てが回収されたわけではないので、まだ評価には早いと判断された。
  2. 単純に読者様の感情を動かせなかった。
  3. クライマックスに評価がされやすいという考え方は再現性が低いものだった。

などなどですね。

正直ショックでしたね。

小説家になろうでの初めてのコメント

あと、カクヨム様では既に3件以上コメントがついていたのですが、小説家になろう様で初めてコメントを頂きました。

なんと外国人の方が翻訳機を使ってコメントしてくださりました。ですが、内容がNTRパートが長すぎるから読みたくないためまとめを作って欲しいとのことでした。

確かに意見としては至極真っ当なのですが、外国人の方が翻訳してまでくださるコメントってなんか…こう、もうちょっと優しい感じだと思いません?もちろんコメントに国籍は関係ありませんので、そこに勝手にイメージを押し付けていた自分に気づけたというのが進歩になります。

ちなみに今回は小説家になろう様ですが、カクヨム様ではGoogle Analyticsが使えますので、海外読者の人数を調べられます。カクヨムでは五人ほどいましたが、小説家になろうでは何人いるのでしょうね。

しかし、各章の最初に今までのあらすじを作るというのは非常に良い案だと思いましたので、採用させていただくことにしました。こういった気付きを頂けるのはありがたいですね!

PV数

日間PV累計pv評価ブクマ
なろう594275511838
カクヨム211514914
ノベプラ155922

カクヨムのPVが伸び始めました。しかし評価は伸び悩んでいます。反対になろうのPVは安定している代わりに、評価も伸び続けています。

エピソードの内容

>第6話 そよ風のような教誨師

主人公の死に際にヒロインが立ち会って仲直りするシーンです。結構なクライマックスですね。

でも、今読み返して思いますが、倍の文字数あってもいいかもしれません。私の小説を読んで下さっている方は、もうサクッと小説ではなく重めの小説を読みたいという方が多いと思われますので、気にせず記述を足していってもいいかもしれません。

七日目 正月で何も出来ず。

あとがきに「☆をつけてくださると嬉しいです!」をつけた際の効果を最大化するべく、七日目には今までのページにまえがきとあとがきを足していき、作者と読者の距離を縮めてお願いを聞いてもらいやすくする作戦を取りたいと思います。

めちゃくちゃ昔ながらの作戦ですが、だからこそ試す価値はあると思います!

ですが、正月が突然やってきてしまい何も出来ませんでした。悲しいです。

PV数

日間PV累計pv評価ブクマ
なろう585333913040
カクヨム163757917
ノベプラ16022

ノベプラの読者は正月を大事にするのかもしれませんね。

エピソードの内容

>1章閑話:閑雲野鶴なVtuber

閑話といいつつも、主人公のハマったVtuberが以前から名前が出てきていたキャラだったという事実が明らかになります。驚きの展開だったのか、コメントが何件かついて嬉しかったです。

今後の課題

  1. あとがきを利用して今の読者に☆をつけてもらいやすくする方法を模索する
  2. 私の小説に触れていただく機会を増やす。
  3. 読者とフォロワーの割合などをきちっと数字のデータとして出す
  4. ノベルアップ+などの機能を利用する

とりあえず、来週はこれらを目標にしていきたいです。

ノベルアップ+とかって、私が最初に述べた「作家兼、編集者が最強」を地で行っているサイトだと思っていますので、その辺を積極的に使用していきたいです。

ちなみに、このページに幾度となくカクヨムへのリンクを貼っていることから分かるように、私はこのページからもPVが伸びることを期待しています。

データの事は気にせずに読んで頂ければ有り難いです。カクヨムへのリンクであれば、Google Analyticsを利用してこのページから何人の方が移動していただけたか分かりますしね。

それではここまで読んで頂きありがとうございました!これからも『女子校で百合百合してた好き好き言ってくる親友を先輩に何故か突然NTRたけど、過去に戻れたからVtuberになって取り返す~ヤンデレの元カノに身バレしないかヒヤヒヤです~』へのご愛顧をなにとぞ!なにとぞお願い致します!

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プロフィール
戸津坂京介

戸津坂京介

小学生の頃に歴史小説にドはまり。中学でラノベ、高校で雑食になりました。しかし、大学で文学史にハマってしまい以降は歴史書や専門書ばかり読み漁っています。
Twitterのフォロワーが三桁なのでフォローしていただくと泣いて喜びます!
父親が犬猫論争で一ヶ月間家出したことがあります。

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