#小説300作読む企画 41~50作品目まで!『禍々しき侵食と囚われの世界』、『デス・リベンジャーズ――死の復讐者達――』など!

初めましての方も多いかと思います戸津坂京介と申します!この度私はなろうポータルと題しまして、WEB小説の書き手の方、読み手の方双方にとって有益な情報を発信するサイトを立ち上げました!

主にコンテストの情報や、書籍化作品の加筆、オリジナル部分をご案内していこうと思っているのですが、何分、

サイト出来立てで、フォロワー様が少な~い!!!

ということでサイトを立ち上げた記念と、Twitter上の皆様へのご挨拶を兼ねまして『サイト立ち上げ記念!フォロワーさんの小説300作読む』企画!を行う運びとなりました!!!

まだ300作には届いていませんのでどしどし皆様の力作を送ってくださいまし!!!詳細はTweetを貼らせていただきますね?

投稿サイト等は自由ですので、皆様のリプライをお待ちしております!

それでは早速41作品目から50作品目までご紹介していきます!

『水曜日。宇宙の渚で待ってるよ』

こちらは嶌田あき様の『水曜日。宇宙の渚で待ってるよ』という作品になります。

主人公の恋する男性は自分の学校の教師で、亡き姉の元カレという非常に高い障壁の前からストーリーは始まります。ラブコメには障害はつきものですが、これからどうなるんだ、の他にも何故そうなった?という疑問も出てきますよね。

この作品は単なるラブコメとしてだけではなく、主人公の過去や亡き姉の遺した思いなどと触れ成長していく主人公を描いた青春物語としても読むことが出来ます。

そして何より、本作のテーマの一つである気球を仲間と共に宇宙まで打ち上げる過程の描写が力強くて、部活ものの良さが最大限発揮されていましたね!

文体はWEB小説調で読みやすいながらも一話ごとに満足感のある文量になっています。

そんな本作が読みたい方は下記リンクからどうぞ!

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警視庁の特別な事情〜JKカエ優雅な日常を取り戻せ〜

こちらは綾乃 蕾夢様の『警視庁の特別な事情〜JKカエ優雅な日常を取り戻せ〜』という作品になります。

お祝いのお言葉ありがとうございます。

本作は女子高生として過ごしつつも裏では国家組織について事件の犯人を調査したり、戦ったりする作品なのですが、部活なんじゃないかと思うくらい調査・戦闘パートが和気あいあいとしており、タイトルのように優雅な日常を取り戻さずとも十分優雅なのではないかと思えるくらい明るく進んでいきます。

メインキャラクター達も皆キャラが立っていて、青春ラブコメとしてもしっかり成り立っています。みんなどこでそんなスキル身につけたんだってくらい仕事ができてかっこいいですしね笑

さらには結構事件の調査描写もがっつり薬品名が登場したり、戦闘パートでは現代武器を最大限活用していたりと、綾乃 蕾夢様でないと表現できないような世界が広がっています。

文体としてはがっつりWEB小説調でとっても読みやすいです。既にいくつもの事件が解決されていますので、是非彼女達の活躍を観に下のリンクをクリックしてみてください!

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禍々しき侵食と囚われの世界

こちらは悠々様の『禍々しき侵食と囚われの世界』という作品になります。

本企画には多くの王道ハイファンタジーがご参加してくださっていますが、その中でも随一の読みやすさの作品だと思います。主人公の行動理由がはっきりとしていてとても共感しやすかったと感じました。

主人公は立ち位置をはっきりとさせたまま、徐々に物語が核心に迫っていくため、物語に入り込みやすくスルスルと読める作品でしたね。

仲間を得た主人公がこれからどう成長していくのか目が離せないですね!

バトルシーンもご本人はあとがきで苦手だと仰っていましたが、スピーディさとわかり易さが両立されていたと思います!

文体はがっつりWEB調で、セリフも多めでやはり読みやすかったです。

そんな本作を読みたい方は是非下記リンクからどうぞ!

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灰笛の愚か者は笑う(魔法使い的少女と王様じみたバカ野郎または青いバラがいかにしてカメリアちゃんの言葉を誤解したか)

こちらはハルハル(春a裏)様の『灰笛の愚か者は笑う(魔法使い的少女と王様じみたバカ野郎または青いバラがいかにしてカメリアちゃんの言葉を誤解したか)』という作品になります。作品のご提供誠にありがとうございます。

本作は非常に特殊な作品で、どう解説したものか難しいのですが、まず1000話以上続く長期連載だということから始めましょう。そしてファンタジー作品なのですが、私達が抱くファンタジーの世界のどれとも似ていないため、この作品独自の表現や名詞が登場するため没入感が凄いですね。

文体も独自のものでして、敢えて私が感じた世界観を述べるなら、「童話チックな技法であらゆる世界を包括したカオスを表現した作品」でしょうか。本作の文体が特異であることは一度お読みになればおわかりになると思うのですが、何も起こらず表現だけが重ねられる回があったりと、キャラが重視されるWEB小説で(もちろんキャラも魅力的ですが)ここまで文章を追求した作品は珍しいのではないでしょうか。

私の説明が下手すぎるので、とりあえず読んでいただければ幸いです!

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親友と共に最強目指してみた

こちらはアキンフェンワ様の『親友と共に最強目指してみた』という作品になります。非常に分かりやすい良いタイトルですね。

本作はまだ連載が始まってから大きなイベントが起こっていない(2021/12/17現在)のですが、既に主人公達が着々と強くなっていっており、とても続きが楽しみになる作品です。

この作品の現段階の最たる特徴はチートというほどではない条件で、前向きな主人公が努力を積み重ね強くなっていく過程が描かれているところです。

なんでもできるというわけではなく練習を積み重ねて技を習得していくのがよかったですね。魔力次第でなんでもできる世界観もいいですが、こうした技を習得していくシステムも、戦闘の駆け引きが増しそうで今後の展開に期待が持てます。

そういう一つずつ成長していく展開が好きな方私以外にもいらっしゃると思うのですがいかがでしょうか。

文体はWEB小説調です!そんな本作が読みたい方は下記リンクからどうぞ!

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架空戦国伝

こちらは佐村孫千(サムラ マゴセン)様の『架空戦国伝』というお話になります。

本作はまず最初に『架空戦国伝』の世界のクリエイトから始まります。そして、そこから物語が始まるのですが、一話一話が非常に短いです。

私は読み始めた当初、感想で「本のページをめくっているようだ」と書こうかと思っていましたが、話を読み進めていくうちに、「まるで戦略シミュレーションゲームの1ターンのようだ」と感じるようになりました。最初のクリエイトに引っ張られている面もあるかもしれませんが、実際的を射た表現かと思います。

そんな本作だからこそ、私は特定の主人公を決めるというよりは一人の登場人物を応援するという読み方を皆様にはオススメしたいです。戦場が広いため多くのキャラが登場するため、個人の出番は少なくなりがちですからね。

応援をするという形であれば、他の登場人物の活躍次第で様々な場所に影響が出る都合上、他の戦場の先行きも目が離せなくなりますしね。

文体は人物名も表示されるSS調です。多くの人物が登場するゆえの配慮でしょうか。

そんな本作が読みたい方は下記リンクからどうぞ!

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最低男の最悪な人生

こちらは黒金 影輝様の『最低男の最悪な人生』という作品になります。

完結済みでエンディングまでしっかり作られた作品です。本作はご本人があらすじやタイトルであまり多くを語られていないのでどこまで紹介してよいものかはわかりませんが、読み終えて問題ないと感じたのでちょっと内容をご紹介したいと思います。

本作は口も愛想も悪い最低男である四神我流にはどのような過去があったのか、を辿りつつも現代社会を描いた物語です。といいつつも未来の物語ではあるのですが。世界観はダークなメルヘンが現代に馴染んでいる感じでしょうか。

見せ場である登場人物が激情を開放するシーンは会話文が非常に口語的で、読んでいて作者様の熱量が伝わってくるようでした。WEB小説調の文体ならではないでしょうか。

そんな本作が読みたい方は下記リンクからどうぞ。

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デス・リベンジャーズ――死の復讐者達――

こちらは霜月蓮様の『デス・リベンジャーズ――死の復讐者達――』という物語になります。

本作は現代日本で死期が近づいたものの魂を刈る仕事をしている死神達の中に異端分子である天才少女が入り込み、「死神が死の運命を司る」というシステムを利用していくという物語です。

やっていることは復讐と非常にダークなのですが、天才少女が次々と制度の裏をかいていく展開はワクワクさせてくれるので暗い気分になることもなく次々と読み進めることが出来ました。キャラも魅力的ですしね。

本作はライトノベル二巻分の文字数で完結しており、徐々にキャラの核心に迫っていき決着をつける物語構成は読み終わった際の満足感もあり、読んでよかったと思える作品でした!

文体はWEB小説調ですが、表現が多彩で少ない地の文でも多くのことが描写されているのでWEB小説の理想といえるのではないでしょうか。

そんな本作が読みたい方は下記のリンクからどうぞ!

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3日戻したその先で、私の知らない12月がくる

こちらは木立 花音様の『3日戻したその先で、私の知らない12月がくる』という作品になります。

実は本企画にご参加頂く前からTwitterでご本人が紹介されているのを見て気になっていた作品でしたので、ご参加頂けたのは僥倖でございました。

本作はタイトルの通り時を巻き戻す能力のある主人公が登場するラブコメなのですが、その能力の制約を通して主人公は運命について思いを馳せ成長していく物語でもあります。

何より興味深かったのがそのストーリー構成で、時間を巻き戻すというシステムを最大限利用した物語のため後半に向けてだんだんと盛り上がっていく感じが素晴らしかったですね。

週刊連載的要素もあるWEB小説においてここまでがっつり展開を練っている作品をやるのはそれほどストーリーにこだわりがあったからなのでしょう。ですが前半もラブコメの描写がしっかりしているから時間巻き戻し要素がなくても純粋なラブコメとして非常に面白かったです。

文体はラノベ調で心理描写も情景描写も安定していてとても読みやすかったですよ!

そんな本作を読みたい方は下記リンクからどうぞ!

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ポイント令嬢~王立ナロー学院を追放されましたが、スキル「評価ポイント20倍」で成り上がります。教授として戻ってきてくれ?執事と仲良く暮らしているからもう遅い~

こちらは瘴気領域様の『ポイント令嬢~王立ナロー学院を追放されましたが、スキル「評価ポイント20倍」で成り上がります。教授として戻ってきてくれ?執事と仲良く暮らしているからもう遅い~』という作品になります。

短編でのご参加の配慮誠に感謝致します笑

本作は悪役令嬢のバーレスクの形式をとった「小説家になろう」のポイント制度の良い使い方を説明した創作論的物語になります。作者様向けというよりは読者様に、作者にとってポイントとはどういったものかを伝えた作品になっていますね。

追放ものの要素って今考えたらあのベネッセの漫画のシステムと同じだったんだなとこの小説を読んでいて思いました笑

短編でサクッと読める上に、創作の話をしているのにユーモアがたっぷりでとても読みやすかったです。

皆様も是非この作品や本企画でご紹介した作品がよいと思ったら是非ポイントをつけてみてくださいね!

そんな本作が読みたい方は下記リンクからどうぞ!

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おわりに

お久しぶりです。

実は最近執筆を始めまして、本企画との並行もできるつもりでいたのですが、自身が自分の想像を通り越すほどの遅筆でして、気づけば一週間ほどお時間を空けてしまっていました。

ですが、皆様の作品を読むと励まされますので、なんとか平行で執筆も続けられるスケジュールを考えたいですね!

できれば執筆活動で得た知見もこういった感想を書く活動に活かしたいなあとも思ったり。

また現在はハレちゃんというWEB小説投稿のノウハウを伝える人物も同じ紹介活動をしてくださっていますので、興味ある方は是非!ご自身の経験に基づくアドバイス満載なので是非フォローをしておくべきかと!

それではここまで読んで頂きありがとうございました!

私も今月中に小説を投稿できるよう頑張ります(T_T)

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プロフィール
戸津坂京介

戸津坂京介

小学生の頃に歴史小説にドはまり。中学でラノベ、高校で雑食になりました。しかし、大学で文学史にハマってしまい以降は歴史書や専門書ばかり読み漁っています。
Twitterのフォロワーが三桁なのでフォローしていただくと泣いて喜びます!
父親が犬猫論争で一ヶ月間家出したことがあります。

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